胚芽豆
珈琲豆でも焼いてみようかなと思った多くの人と同じように、私も銀杏煎りの手網焙煎より珈琲焼きをはじめ、そこに限界を感じたり、高額な釜でないと作れない味があると思い込んでいた時期もありますが、それが大きな間違いだと知った今こそ本当の珈琲が焼けるはずだと信じて8年ぶりくらいに手網焙煎をやりました。
豆の薄皮が飛散して怒られるのがいやでしたので、水で洗ってからやろうと生豆を洗っていましたら、なんだかこのまま水に漬けてしまいたくなり、一晩漬けて見ることにしました。
すっかり忘れて2日くらい放置しましたが、生豆には見事に胚芽が飛び出していました。
私も考えたのでさっそく焙煎しました。
ちなみに、私の手網焙煎時のメソッドは、豆をぶち込んでなるべく同じところで嫌になるまで振り続ける、豆との根気比べです。
点火した後、ここだと思う位置を見つけ、気性難のサラブレッドのように激しく振ります。
あ!!、、という間に胚芽はとれて業火に焼かれました。
それほどしっかり付いてるわけではないようです。
気のせいかも知れませんが、胚芽が燃え尽きていく時、少し椎茸の匂いがしました。
こんなくだらない事をやっているくらいなら椎茸でも焼いて食っていたほうがマシです。