ブラジル
絶対にくすりの類では治らないと思っていた破壊的な頭痛には、ただ眠るしかないと信じて20年近く、そうやって痛みが過ぎていくのを待つのみでしたが、こないだひーひー言いながら帰って、イヴ飲んだらすぐ効いてしまいました。
便秘がひどくて、通販でオリゴ糖やらサプリやらを定期購入したりしたけど、1番良かったのはその辺のスーパーで売ってる牧場の朝だったみたいに、物事の捉え方と実態に差がある事は、私にはまぁまぁあります。
コーヒーの焙煎もそんな調子なものですから
勝手に難しくしてしまって、何度も何度も同じ事を繰り返す様は、まるで四季の様です。
でも、それはそれで仕方ないと思います。
そういう事ですから、今週はブラジルフェアに
してみました。
たまたまでもないですが、ブラジルが3種類集まってしまいましたので、深煎り、中煎り焼き比べてお出ししています。
3種類ともブラジルコーヒーの主要産地ミナスジェライス州にある農園です。
中煎りの方はラゴアという単一農園で
品種はムンドノーボ。ムンドノーボというのは
沖縄のコーヒー栽培でも用いられた品種です。
深煎りの方はモンテアレグレ農園という単一農園と、サンアントニオ組合という農家の寄合みたいなところが作る、ショコラという品名のコーヒーです。
モンテアレグレは大農園が多いブラジルの中でも超有名大農園。
FIREかなんかの缶コーヒーにもモンテアレグレ使用とか書いてた時期もありました。大農園だと、大農園じゃなくてもですが、缶コーヒーの原料からハイグレードまで幅広く手がけていますので、農園名だけで判断するのは危険というのがよくわかる農園です。
サンアントニオ組合はミナス州にある20近くの農家の寄合みたいな組織で、品質に基準を設けてそれを満たすものを作って出荷しています。
商品名はショコラと言うのですが、たぶんこういう名前は日本側で、売りやすそうなネーミングを考えてつけているケースがあります。
ショコラとつくブラジルは多いのですが、だいたい同じような感じのコーヒーです。
中米で流行のハニープロセスもコスタリカが名付け親だと言われてますが、たぶん日本の商社さんが売りやすいように考えた名前のような気がしています。わかりませんけどね。ハニーとかショコラとか、ネーミングは大切というのはよくわかるのですが、うちのブレンド名のkonozamaもなかなかキャッチーでいいと思うんだけどなあ。