こぐま屋ドリップバッグはいかにして生まれたか
こぐま屋ドリップバッグに使われている
珈琲豆はこのようなものになっています。
今時は、コーヒーもトレーサビリティが常識のようです。
コスタリカ 40%
(タラス地区ミゲルガンボア農園 ブラックハニー精製 カトゥーラ種)
ブラジル 20%
(モジアナ地区カショエイラ農園 ナチュラル精製 イエローブルボン種)
グァテマラ 20%
(アンティグア地区 サン・ラファエルウリアス農園 ウォッシュド精製 ブルボン、ティピカ種)
コロンビア 20%
(ナリーニヨ地区エルプラン農園 ウォッシュド精製 カトゥーラ、カスティージョ種)
コスタリカとブラジルは中深煎り
グァテマラ とコロンビアは深煎り
どっちもあんまり変わらないくらいの焼きですが、全部いっぺんに焼いてしまうより、少し幅がでて、よりブレンドらしいコクが出ると思います。
1袋12gはドリップバッグとしては多い充填量ですが、ランダムに入った12gの中でブレンドの意味はあるのか、高品質の豆を使ってもそれを不織布の中で表現できているかどうか疑問なところはありましたが、淹れたてのあつい時よりも、冷めていく過程でその良さと違いがはっきりでたような気がします。
1キロの焙煎機で1種類ずつ合計18回まわして、その日のうちに大分県の工場へ送り、翌々日には粉砕して、窒素充填してお店に送ってもらいましたので、鮮度としてはなかなかのものだと思います。窒素充填していますので、今の時点でも粉はあまり膨らみませんが、ガスが出ない分味がしっかり出ますので、裏面の淹れ方の案内には蒸らすと書いてますが、あまり蒸らしはいらないような気もします。
このようにして、こぐま屋珈琲店のドリップバッグは世に憚って出てきてしまいましたが、さんざん作っておいて今更ですが、ついこないだまでドリップバッグじゃなくてドリップパックだと思っていました。
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